肩こり、首コリ60年

日々の出来事や感じたことを書いていきたいと思います。

肩こり、首コリ60年――私の嫌いな治療院

   こんにちは、笹井 宏です。

f:id:mirai-miraikun:20191229204703j:plain

 これまで様々な治療院に行きました。


 その中でも、1回こっきり、または数回しか行かなかった治療院もあります。

 

オムロン 低周波治療器 ホワイト HV-F022-W

オムロン 低周波治療器 ホワイト HV-F022-W

  • メディア: ホーム&キッチン
 

 
 自分に合わなかった。治療に効果がなかった等々。


 この治療に効果がなかったというのは、先生の側からすれば、言い分もあると思います。


「私の治療は、数回から数十回を単位として、例えば、最初の治療は乱れた自律神経や身体を整えるためで、何度か調整段階を経た後、本格的な治療に入ります。


コッている患部だけを治療しても、身体全体を整えなければすぐにぶり返します。あなたは治療の本質を分かってはいない」等々。

 

 

 それぞれの先生は独自の理論、信念で治療しておられますので、10人先生がおられれば、10通りの治療法があって当然です。


 しかし、患者は患者の言い分があります。この先生は合わないと判断するのも、私の勝手だと思っています。

 

私の嫌いな治療院その1:やたらと専門用語や理論を教え込もうとする先生

 

 新しい治療院へ行くと、問診票を書かされます。


 そして、治療に入る前に先生はあれこれと質問されます。


 ここまでは、どこの治療院も同じです。


 症状やキャリアなどを知らなければ、適格な治療はできないのは当然です。

 

 ですが、治療が始まっても

 

「うーん。この部分はひどいですね。これはね、何とか筋と何とか筋とかが重なっている部分でしてね。

 

あなたの場合は、一番底にある何とか筋が一番コッています。この筋肉をほぐすには、まず、何とか筋からかからねばなりません」


とか、コリの部分やその原因を延々と説きながら治療する先生です。


 私は何も治療家になりたくて、講義を聞きに来ている訳ではありません。


「講釈よりも、さっさと治療しろよ。俺は早く帰ってやることがあるんだから」


 と、思ってしまいます。

 

その2: 治療中、やたらと世間話をしてくる先生

 

 サービスの一環のつもりなのか、

それとも単なるおしゃべりなのか知りませんが、治療中にやたらと話しかけてくる先生がおられます。


 私は治療中リラックスしたいのです。

 

 治療中は、何も考えたくないのです。


 もちろん、治療してもらっているのですから、身体のことを訊かれれば答えます。


「横を向け」と言われれば、横を向きます。「俯せになれ」と言われれば素直に先生の指示に従います。


 それはあくまでも、治療のためであって、決して世間話をしに来ているのでもなければ、巷の情報を知りたいわけでもありません。


 これではリラックスできません

 

 先生のおしゃべりも度を過ぎると、ムカついてきます。


 相槌を打たないでいると、

 

「どうかしましたか。気分が悪のですか」と、顔を覗き込みながら声をかけるおせっかいな先生もおられます。


「ええい、放っておいてくれ」という気になってきます。


 これではストレスを解消に来て、よりストレスを感じてしまいます

 

その3: まるで撫ぜているだけのような、弱いマッサージ。

 

 私の場合は、昔から叩いていたせいで、ある程度の力を込めてもらわないと効きません。


「先生、もうちょっと強くなりませんか」


 思い切って注文をつけると、


「マッサージは弱くなければなりません。

強く揉むと、身体がその力に対抗しようとしてより固くなります。

 

刺激が弱いように感じるかもしれませんがツボを押さえているので効果はあるはずです。


終わったら、強いマッサージを受けた以上に楽になっていますよ」

 

 でも、治療が終わっても、全然楽になっていません


  この先生の治療は正しいのかもしれません。

 

  刺激を与えれば、身体がそれに対抗して固くなるのは確かですし、何回か通えば効果が現れるのかもしれません。


 けれどもちっともコリは取れていないし、気分が爽快になった訳でもありません。


 これでは、何のために足を運んできたのかわかりません。

 

その4: 患者を無視した独りよがりの治療

 

 何回も言っているように、私の一番辛い部位は、首と肩、肩甲骨の間、そして腰です。


 最近のことです。

 

 ネットで調べて、ある整形外科に行きました。


 整形外科病院の定番で、簡単な問診の後、レントゲン写真を撮られました。


「骨に異常は見られませんね」


 それだけで、先生の指示でマッサージ室に通されました。


 まず、電気を当てられました。


 その後、「笹井さんの担当の○○です」と名乗る、整体師が表れました。


 ところがです。その整体師の先生は、背中をさすったり、下半身をマッサージするだけです。


 確かに、私は下半身もコッていて、マッサージしてもらうのはそれなりに気持ちがいいですし、

 

 足の三里やふくらはぎ等は押されると痛く、その辺りが上半身に影響を与えることは、経験から知っていました。


「はい、終わりです」


 「エッ! もう終わったの? これだけ!」


私は、内心驚いてしまいました。


「笹井さんの首や肩がコッていることはよくわかっています。でも、揉まない方がいいんです。

 

 ご自分でも、上半身がコッてきたら、下腹に力を入れて、胸を張ってください。」


 その先生の仰りたいことはよくわかります。


 でも、分かってはいるけれども、まったく楽になっていないのに治療終了というのも、釈然としません。


「もしかしたら、……続ければ、楽になるのかも」という、無駄だとは思いながらも、淡い期待で数回通いました。


 でも、毎回同じでした。楽になる端緒も感じることができませんでした。


 結局、この病院は、それきり行かなくなってしまいました。