こんにちは、笹井 宏です。
1、 初めての局所麻酔注射
2、 首、肩への集中治療
3、 明らかに、鍼灸院に行く回数が減る
4、 ショック!!
1、初めての局所麻酔注射
私は約6年前から、恵比寿にある【いがらしスパインクリニック】という整形外科医の下に通っています。
初めて行ったのは、開院2日目でした。
ちょっとしたことで『開院のお知らせ』というパンフレットが手に入りました。
そこに、肩こり、首コリと書いてあったので、物は試しと行ってみることにしたのです。
穏やかな話し方をする先生でした。
整形外科医の常で、初診でレントゲンを撮りました。
「骨には異常がありませんね」
これは、今までの整形外科医にも言われていたので、予想した診断でした。
次に、私の身体を触ってみました。
「ガチガチですね。まるで岩ですね」
これも、予想通りの言葉でした。
「どこが一番辛いですか」
「まず、首と肩です。背中も辛いです。肩甲骨の間、腰、上半身すべてです」
「注射は大丈夫ですか」
背骨と注射の絵がクリニックのシンボルになっていましたので、多分、注射をされるのだろうと思っていました。
初回は、私が訴えた部分、すなわち肩、首、腰等に注射を打ってもらいました。
クリニックのHPにもありますように、局所麻酔薬を注射するようです。
http://www.igarashi-spine.com/
麻酔薬でコリをほぐす方法は初めて知りました。
クリニックを出て駅に向かって歩いていくときには、少し楽になったかなと思えました。
2、首、肩への集中治療
2回目は、「笹井さんの場合は、首と肩が特に酷いので、それに集中したらどうでしょうか。
体調への影響を考えると、1回に使用する薬には限度がありますから、あちこちに分散するよりは、酷いところへ集中した方がいいと思います」
ということで、以後は首2カ所と肩2カ所に集中しました。
麻酔薬を注射すのですから、『その時に痛みやコリを麻痺させるだけで、対症療法の典型だ』と思いながらも通っていました。
先生は、「筋肉が弛緩しているうちに、また注射するのでから、だんだん効き目が長くなってきます。」と、仰いました。
3、明らかに、鍼灸院に行く回数が減る
今まで裏切られたことは数知れないので、過度の期待を寄せないように気持ちを抑えながら通いました。
しばらく通っているうちに、鍼灸院に行く回数が減ってきているのに気づきました。
【これは効くかもしれない】
けれども、1週間経つとコリ感でガマンできなくなります。
「先生、2,3日毎に注射する訳にはいきませんか」
「それは無理ですね。そんなに頻繫に注射針を刺したら、皮膚によくないです」
一言で断られてしまいました。
4カ所しか注射していない訳ですから、コッている部分すべてをカバーしている訳ではありません。
『同じ場所がだめなら、回数を増やして他の部位に注射してはどうなのか。
あるいは、首と肩だけでもいい。注射している所以外にも、コッている場所はたくさんある』
と、思いましたが、それは口には出せません。
体内に入れる薬の量も関係するのでしょう。
先生はそれも踏まえて言っておられるのかも知れません。
素人が治療に口出すことではないと考えました。
4、ショック!!
通い始めて4年程経った時です。
先生の口からショッキングな言葉が出ました。
「ここまで週1回で注射してきましたが、そろそろ2週間に1回の治療に変えた方がいいと思います」
鍼灸院に通う回数も減り、【この注射で治るかもしれない】と、密かに心が躍っていたところだったのです。
冷や水を掛けられた思いでした。
やはり、2週間に1回の治療では我慢できなくなり、鍼灸院も復活しました。