こんにちは、笹井 宏です。
1、 トレードマークになった背中を丸めて歩く姿
2、 模範的な姿勢をまねる
3、 姿勢が変わると、景色も変わる
4、 刷り込みが行動になる
「姿勢よくしなさい!」
「あなたの歩く姿は背中が曲がっていて、首を前に突き出して、ネアンデルタール人のよう」
1、 トレードマークになった背中を丸めて歩く姿
何回言われたことでしょう。
ある日、道で懐かしい人にバッタリ出会いました。
「あ、○○さん、久しぶりですね」
「あの俯いて歩いている姿は笹井さんじゃないかなと、前から思っていたんですよ」
という具合で、私の姿勢はかなり特徴があり、肩こり、首コリに最も悪い姿勢を取っているようです。
何回指摘されても、癖はなかなか直りません。特に悪癖は、……。
私にとっては、一番馴染んだ姿勢なのです。
2、模範的な姿勢をまねる
会社に、模範的な姿勢の女性がいました。
PCを打っている時も、机に向かって書類を書いている時も腰が伸び、後から見ても横から見てもほれぼれとしてしまいます。
その女性に訊くと、「肩こりなんて知らない」と言います。
私も真似をしてみましたが、違和感というか、苦しいのです。
却って首や背中の筋肉が突っ張るようにさえ感じました。
長時間は無理で、気が付くと背中を丸めています。
3、姿勢が変わると景色が変わる
けれどもある日、私の身に劇的な変化が起きました。
何の事はありません。インターネットで肩こり、首コリを検索していると、あるクリニックの先生が姿勢のことについて書いておられました。
特別な事を仰っていた訳ではありません。
その先生の解説が、目から鱗が落ちるような斬新なものだった訳でもありません。
でも、なぜか記事を読みながら、知らず知らずのうちに姿勢を正していました。
その先生の言葉に、潜在意識が反応したのでしょうか。
昔からしなければと思っていたことが、すんなりできたのです。
今まで耳にタコができるくらい聞いていたことなのに。
そして、何度挑戦してもできなかったのに。
それからは背筋を伸ばし、首も項垂れず、まっすぐ前を見て歩くようになりました。
不思議なことに、違和感を覚えないのです。
首や背中の筋肉も、突っ張りません。
何か、景色が変わって見えました。
4、刷り込みが行動になる
それからは、肩こりも首コリも随分と楽になりました。
刑事ドラマでは、よく現場100回と言っています。
思うに、何回も、何回も繰り返すことによって、潜在意識に刷り込まれ、ある日できるようになったのかも知れません。
長年肩こり、首コリに悩まされ、あらゆる治療方法を試してもよくならない。
『ごまかしながら、この身体と一生付き合っていくしかない』と、諦めておられる方も大勢いらっしゃることと思います。
「諦めないでください。」などと、治療家でも医師でもない私にそんな無責任なことを言う資格はありませんし、適格な治療方法も教示することもできません。
ただ、どうしてもできなかったことが、ある日まるで神の啓示のように腑に落ちることもあるのです。
それは、どうしても自転車に乗れなかった人が、ある日突然にスイスイ走れるようになることに似ているかもしれません。