肩こり、首コリ60年

日々の出来事や感じたことを書いていきたいと思います。

肩こり、首コリ60年――席を譲らない日本人

こんにちは、笹井 宏です。

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今日は肩こり、首コリを離れて、私が日常で感じたことを書いていきたいと思います。

 

1、 ジジイは電車で座りたい
2、 ①外国人から席を譲ってもらうその1
②  その2
3、 優先席を占領する若者
4、 やさしさ、思いやり
5、 あさましい人たち

 

 

 1、ジジイは電車で座りたい

私は現在71歳、ハッキリ言ってジジイです。


ですが、まだ現役で、フルタイムで働いております。


毎日、電車で埼玉から東京まで通勤しております。


最近は、例の件によって電車は空いております。


今日は長年利用していて初めて、朝の通勤で座れました。


明日、【改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されます】ので、もっと空くかもしれませんが、普段は殺人的に混んでいます。


朝は揉みくちゃにされてもそれほど気になりませんが、夜は仕事で疲れていることも手伝って、座ることを期待してしまいます。

 

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2―① 外国人から席を譲ってもらう その1

 

私は、数回外国人に席を譲ってもらったことがあります。

 

 


ある日、外国人カップルが座っていました。


男性の方は、入れ墨が半袖、短パンから大きくはみ出していました


右足を左の腿の上に乗せ、あまり行儀がいいとは言えない恰好でした。


ところが、私が彼の前に立つと、すばやく立ち上がって席を譲ろうとしたのです。


思いもしなかったことと、入れ墨の印象がよくなかった所為か、私は少々面喰いました。


しかし、お礼を言い行為に甘えさせてもらいました。


それがきっかけで少しの間ですが、話してみました。


カナダ人で日本のあちこちを旅行中だとか、内容はたあいもないことでしたが、礼儀正しく『人を見かけで判断してはいけないな』と、改めて反省させられました。

 

2-② その2

 

また、ある日、外国人の家族5人が電車に乗っていて、10代半ばと思える姉妹が座っていました。


私の姿を見つけると、妹がすぐに立ち上がりました


そして、「どうぞ」と、きれいな日本語で席を勧めてくれたのです。


そのときも、「ありがとう」と言って、素直に席を譲ってもらいました。


こんなことを言うと、

「お前は日本人にも席を譲られたことがあるだろう。たまたま外国人に席を譲られたから記憶に残っているだけじゃないのか」と、お叱りを受けるかも知れません。

 

3、優先席を占領する若者

 

確かに、日本人に席を譲られたこともあります。


しかし、優先席に、若く、どう見ても健常な人が、堂々と座っているのをよく見かけます」


そして、その人たちの多くが、老人や時には松葉杖を突いている人にさえ席を譲ろうとしないのです。


そんな人はスマホに夢中か、時には老人やケガ人が目の前に立つと、急いで寝たふりをする人さえいます。


 新聞の投書欄で
「若い者が席を譲れといわれます。我が物顔で、席を譲ることを強要するお年寄りもいます。

 私たちも部活などで疲れているのです。


時には座りたいこともあります。老人だから、妊婦だからといって席を譲るのを強要するのはおかしいです」


 という記事を見かけた時があります。

 

4、やさしさ、思いやり

 

 確かに、若いからといって、いつも元気とは限りません。

 

 体調の悪い時も、疲れ切っているときもあるでしょう。


 けれども、席を譲るという行為は、


『やさしさ。思いやり』だと思います。


 私も、妊婦さんには席を譲ります。


 重い荷物を抱えているのと同じだと思うからです。(もっとも、譲ろうとしても、「いいです。いいです。」と、遠慮されることの方が多いのですが)

 

5、あさましい人たち

 

 でも人間は、制度や、他人の思いやりを利用しようとする人が必ずいます。


 毎日通勤していると、時間帯もそうですが、電車に乗る場所もだいだい決まってくるものです。


 だから、話はしないけど、どこの誰かはわからないけど、よく見かける人はいます。


 ある女性は、バッグに【お腹の中に赤ちゃんがいます】というタグを、3年間以上もぶら下げていました。


 それも、バッグに隠れてよく見えないときは、わざわざ見える場所にそのタグを移動していました。


 その女性が、実際に席を譲ってもらう場面に出くわしたこともあります。


 彼女は、礼の言葉を述べるでもなく、当然という顔で座りました


 東日本大震災の時は、日本人の他人を思いやる心に感動したという、外国人の話はよく見聞きします。


 大雪で渋滞して車に夜通し閉じ込められていた時、近所の人がおにぎりをくばったり、レストランが無料で料理を提供した、心温まる話も事実です。


け れども、今回の騒動の時、マスクを買い占めて高値で売ろうとした人たちも大勢います。


転売ヤーなどと、聞いたこともない造語が生まれました。


「あさましい!」としか言いようがありません。


 そして、こんな「あさましい」人は、いつの時代にも、出現します。


 でも、この頃の日本人は、『他人への思いやり』が少しずつ欠けてきたように思います。


 それとも、席を譲って欲しいと思う気持ちが、老人を盾に取った私の傲慢なのでしょうか。


相手を思いやる心』が欠けているのでしょうか。