肩こり、首コリ60年

日々の出来事や感じたことを書いていきたいと思います。

窮屈な社会

こんにちは、笹井 宏です。

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コロナウィルスの封じ込めに成功していた韓国ですが、ソウルでクラスターが発生したことは、ご存じの方も多いと思います。


クラブで発症者がでる前は、ソウルでは17日連続で新規感染者が0でした。

 

 

韓国はコロナウィルスの封じ込めに成功したと自らも公言し、特にWHOの評価は高かった国の1つです。


それが、外出自粛要請が解かれたとたんの40人のクラスターですから、大騒ぎになるのも当然です。

 

1、「監視社会」韓国
2、防疫か、人権か
3、人間は自主的管理ができると信じたい

 

1、「監視社会」韓国

 

韓国がコロナウィルス封じ込めに成功したのは、政府によるITを駆使した人民の監視システムです。


4月1日配信の東京新聞WEB版に【コロナ対策で浮かび上がる「監視社会」韓国 個人情報をここまでさらしてよいのか】と題した記事が掲載されました。


防犯カメラ800万台 住民登録証に情報ひも付け


当局が感染者の動きを補足できるのは、16歳以上の国民全員が持つ「住民登録証」の存在が大きい。


スマホを買うにもクレジットカードを作るのにも提示が必須で、買い物や通信、移動記録がひも付けられるため、犯罪捜査などにも利用されるといわれる。


国内の防犯カメラ設置数も800万台超とされ、密度ではITを駆使した監視社会で知られる中国をもしのぐ。

 

インターネットのMIT Technology Review (3月10日)版にはこんな記事も載りました。

韓国政府が新型コロナ感染者に専用アプリ、GPSで外出監視も


韓国政府は、新型コロナウィルス感染のさらなる拡大を防ぐため、「自宅隔離」を命じられた市民を監視するためのスマホアプリを発表した。


担当職員に連絡して健康状態を報告させるためのアプリだが、自宅待機中の市民の位置情報をGPSで追跡する。

 

自宅待機の対象者は地元の医療センターから命令を受けると、隔離エリアを離れることを法的に禁止され、家族を含む他人との接触を徹底的に避けるように指示される。


隔離対象者には、地方自治体の担当職員が、電話で1日2回、発症の有無を確認し、症状が悪化した場合は移動検査チームを派遣してサンプルを収集する。

 

このアプリを利用することで、自宅隔離者は担当職員に症状を報告し、状況の変化を伝えられるようになる。


指定された隔離エリアから離れた場合は、隔離対象者と担当職員の双方に警告メッセージが送信される。

 

 

2、防疫か、人権か

 

文大統領が誇るK-防疫は、人権を無視し個人情報をさらすことにより、達成できたことなのです。

 

台湾では「健康保険」IDを使い国民健康保険症を提示すれば、大人は3枚、子供は5枚のマスクを受け取ることができるシステムを早くから開発しました。


台湾も中国にマスクの製造を頼っていましたが、コロナ禍とともに在庫や生産を政府の管理下におきました。


少なくとも、私の家には未だ届かないアベノマスクとは大きな違いです。


台湾はIT技術をコロナ制圧に利用しましたが、やはりこれも国民健康保険を使い国民をコントロールしたことに他なりません。

 

3、人間は、自主的管理ができると信じたい

 

今日、妻のお供で近所のスーパーに買い物に行きました。


いつもはマスクをつけて外出するのですが、家ではマスクを外しているため、つい、つけ忘れました。


入店禁止はされませんでしたが、店員さんはもとより、お客もすべてマスクをつけていて、少々恥ずかしい思いをしました。

 

これが韓国ならば、もしかしたら「マスクをつけてください」というショートメールが私のスマホにも入ったんだろうかと思うと、徹底した監視社会を想い、そら恐ろしい気もしました。


コロナウィルスを駆逐しなければならないのは当然ですが、そのためには政府に徹底的に監視されプライバシーも何もない世界に身を置かなければならないのか。


私の中でも結論は出ませんが、人間は自主的管理ができると信じたいです。