こんにちは、笹井 宏です。
1、 ANAの取り組みに対して発生した海外からのブーイング
2、 日本の常識
3、 外出自粛要請があろうがなかろうが、予防する
4、 マスクを着ける派、着けない派
1、ANAの取り組みに対して発生した海外からのブーイング
『ご搭乗に際してのお客様へのお願いと、新型コロナウィルス感染拡大を予防する取り組み』を発表しました。
空港及び航空機内においては、マスクを必ずご着用ください。
なお、6月1日以降においては、マスクを着用されないお客様、ならびに発熱など体調がすぐれないお客様のご搭乗をお断りする場合がございます。
なお、客室乗務員はマスクを、食事・飲み物のサービス時には手袋を着用します。
地上係員はマスク、手袋の他、フェイスシールドを着用することを発表しました。
思いもしなかったことですが、これに対して海外から猛反発がありました。
「もうANAは、利用しない。」
「マスクはWHOその他の専門機関から効果がないと、発表されている。」
「10時間も20時間もマスクを着けっぱなしなんて、ガマンできる訳ねえだろ!」
「ANAは乗客を人間扱いしていない」「こんなことをしていると、お客を逃がすだけだ」等々。
これには、私もびっくりしました。
続いて、JALも同じような対応を発表しました。
当然、反発の声が上がっています。
もちろん、どの航空会社を選ぶのかは個人の自由です。
旅行やビジネスで飛行機に乗るとき、
「オレはマスクが嫌いなので、日本の飛行機には乗らない」
と言っても、それは正当な理由であり、誰もその乗客の選択に口を挟めません。
2、日本の常識
私が勤める会社では、手洗い場にはハンドソープが置いてあり、入り口には除菌ジェルが置いてあります。
通勤はもちろん、仕事中も全員マスクをしております。
マスクを外すのは、食事の時のみです。
飲み物を飲むときも、横を向いて他人に息がかからないようにして飲みます。
マスク着用時間は、1日平均13時間か14時間くらいになるでしょう。
これが、現在の常識だと思っております。
3、外出自粛要請があろうがなかろうが、予防する
私は5月29日の金曜日に、銀行に用事があって行きました。
外出自粛要請は解除されておりましたが、ATMから窓口に続く入り口は透明のビニールカーテンで狭められ、人がすれ違わないようになっていました。
ロビーの案内係は、フェイスシールドを着けていました。
「あれ、先月来たときはこれほど厳重ではなかったのにな」
と、銀行の変わり様に少々とまどった次第です。
日本は、コロナウィルスを絶滅させた訳ではありません。
これ以上蔓延しないほど、多数の人間が免疫を備えた訳でもありません。
ただ、今回は発症者を少なくさせただけです。
これが、発症者を抑えながら経済活動を徐々に再開してゆく姿勢です。
日本では、外出自粛要請が出されていようが解除されようが、取り組む姿勢には変わりがないのです。
個人の主義主張と、ワガママとは違います。
長時間マスクをしたからといって、息ができなくて苦しい程ではありません。
ただ、口や鼻を覆われるのは多少うっとうしく感じることはあります。
そんな時は、外して深呼吸すればいいのです。
そしてマスクは、薬のように副作用を心配する必要もありません。
4、マスク着ける派、着けない派
欧米の惨状、そしてアジア諸国の現状を見ればマスクのうっとうしさなど、命の代償にはならないのではないかと、考えますが。
確かに、専門家の間にも、マスクの効用に対して懐疑的な見方もあります。
あのテドロス事務総長で有名なWHOは、病人と看護者以外にマスク着用を推奨しないと3月31日に発表しております。
マスクの効用を専門家に証明してもらおうとは思わない。
少しでも効果があるのならば、着けていた方がいい。
これが、日本人の常識ではないかと思います。
そういえば、数日前のニュースではイギリスでソーシャルディスタンスを取らない人を逮捕している警察の写真を見ました。
その写真には5,6人の警官が写っていましたが、誰もマスクは着けていませんでした。
社会的距離には厳格なのに、マスクを着用するのはそんなに苦痛なのでしょうか。
そういえば、トランプ米大統領も、ボリス・ジョンソン首相もメディアで見る限りでは、マスク姿を見たことがありません。
ジョンソン首相は自らもコロナウィルスに感染し、生死の境をさまよったにもかかわらずにです。
ジョンソン首相がマスクをしないのは、余程効用を信じていないことの証左でしょう。
その結果とはいいませんが、5月29日現在のコロナウィルス発症者数は、イギリス約27万人に比べて日本では16,719人。そしてアメリカは、ダントツの170万人です。(外務省 海外安全HPより)