こんにちは、笹井 宏です。
アルコール依存症から抜け出すため、また、コリを少しでも軽減させるため、病院へ行きました。
大阪日赤病院まで行ったのですが、期待する効果は得られませんでした。
1、 身体の状態を説明しても変わらない治療
2、 結局、病院に頼る
3、 現代医学は、不定愁訴に関しては全くの無力
1、身体の状態を説明しても変わらない治療
【こんなことを続けていれば、本物のアルコール依存症になってしまう】
臭いを消すために歯を磨いた後で、うがい薬でうがいをして出勤しましたが、そんなことで朝方まで飲んでいた酒の臭いを消せるはずもありません。
まず、同僚から注意されました。
「お前、酒臭いぞ。失恋でもしたのか。……何があったか知らんけど、ちょっとまずいんじゃないか。いや、ちょっとどころではないな。下手をすると首になるぞ」
鍼灸治療は続けていました。会社が終わるとすぐ、いつもの鍼灸院に駆け付けました。
身体の状態を説明しましたが、先生の治療方法は変わりませんでした。
そして、「何もしないよりはましになったかな」という程度で、ほとんどコリは取れていませんでした。
以前のような、温泉から上がったばかりのような、重い荷を降ろしたような、スッキリ感はどこへ行ってしまったのか。
2、結局、病院に頼る
日本人の常識としては、体調が悪くなると病院に行くでしょう。
これまで何回も行って、病院に対する期待感は持っていませんでした。
けれども、鍼灸治療が効かなくなった今、頼るところは病院しかありません。
私は、近くの内科医の門を叩きました。
そこでは、この頃起こっていること、
すなわちコリがひどく、行きつけの鍼灸院の効果がなくなってきたこと。
眠れなくて、アルコールに頼っていること。
左手の痺れ感が取れないことを問診票にも書き、直接訴えもしました。
また、肩や首のコリについては、以前に何回もレントゲンを撮り、異常がないことは確認されていることも告げました。
「痺れについては、脊椎や頸椎が神経を圧迫している可能性があります。X線写真による整形外科医の判断が必要です。紹介状を書きますので、ご自分で予約を取って、日赤に行ってください」
「先生、先ほども言いましたが、レントゲンは散々撮っています。でも、何ともないと言われました」
私は抵抗しましたが、
「脊椎や頸椎は小さい骨が重なり合って出来ています。重いものを持ったとか、ギックリ腰とか自覚症状がなくても、何かの拍子に骨がずれて神経を圧迫している可能性も考えられます」
と、再度X線写真を撮る必要性を強調されました。
CTスキャンもMRTも普及していなかった当時では、X線写真が頸椎や脊椎の状態を見る唯一の方法でした。
結局、その内科医からは、血行を促進する薬と、睡眠導入剤、胃薬を処方してもらっただけで帰されました。
睡眠導入剤は、効きました。酒に頼らずとも眠れるようになりました。
しかし、血行を良くする薬は、まったく効果がありませんでした。
最も、即効性はなくても、飲み続けていれば血行がよくなってコリも軽減されていくのかもしれませんが、医師からはその辺の説明はありませんでした。
3、現代医学は、不定愁訴に関しては全くの無力
整形外科医からは、異常は見られないという予想通りの診断が下されました。
肩こり、首コリに対しては、当時の医学はまったく無力でした。