こんにちは、笹井 宏です。
再び、しゃ血カッピングに通いだしましたが、先生からは、この頻度では、傷口がケロイド状になり、皮膚がんも誘発しかねない。カッピングもっと間隔を開けるようにと、宣告されました。
焦りに焦って様々な治療院に飛び込みましたが、どれもパットしません。
そんな時、大阪の本町でようやく身体に合った治療院を見つけることができました。
1、 やっぱり、しゃ血カッピングに頼る
2、 しゃ血を断られる
3、 飛び込みで、様々な治療院を渡り歩く
4、 身体に合った治療院に行きつく
1、 やっぱり、しゃ血カッピングに頼る
以前にしゃ血をしてもらっていた中村医院の診察券はまだ持っていました。
土曜日の午前中は開いていることは知っていましたので、予約を入れて、金曜日の夜、実家に帰りました。
「やあ、しばらくですね。」
以前のように、ふくよかな顔をほころばせて、先生は迎えてくださいました。
近況を説明してから、早速、しゃ血カッピングをお願いました。
実際の治療時間は15分もかからなかったでしょう。私は、生まれ変わったように、スッキリとしていました。
【やっぱり、しゃ血だ。】
私は心底から感じていました。
週末毎に中村先生のところに、通いました。
2、しゃ血を断られる
ところが、先生は、またもや私に冷や水を掛けるようなことを言ったのです。
「笹井さん。毎週はやり過ぎです。やはり、身体に傷を付けているのですから。できるだけ前にしたところは避けてやっていますが、コッているところは集中しているでしょう。同じようなところをやらざるを得なくなります。」
「人間の身体は傷つけられるとそこを保護するために、固くなります。このまま同じペースで続けていると、傷が重なって、皮膚がケロイド状になりますし、それが元で皮膚ガンを誘発することにもなりかねません。」
「これからは、月に1度でお願いします。それが限度です」
頼るところのない私には衝撃的な先生の言葉でした。
「どうしてもガマンできないときは、しゃ血なしのカッピングだけにしましょう」
医師としては、当然の言葉だということは理解できました。しかし、理解するのと、感情は異なります。
では、どうすればいいのか。今は、しゃ血治療でようやく社会参加ができている状態で、治療しなければ会社からも切り捨てられるだろう。
【先生は他人事だから、そんなことが言えるね】
3、飛び込みで、様々な治療院を渡り歩く
しかし、何を言っても、医師は悪くなるのがわかっていて、それを続けることはしないのは自明の理です。
私は整体師、カイロプラクティック治療院等あらゆるところへ飛び込みました。
どこも似たようなものでした。
治療した直後は楽になるのですが、翌日にはもう書類を見ただけで、目の奥が痛くなり、涙が溢れてきて活字を追えなくなっていました。脳に膜が張ったように、頭が働きません。
会社を辞めさされることは覚悟はしていましたが、それ以後の生活のめどが立ちません。
このままでは、どんな会社へも勤めることができません。
4、ようやく、身体に合った治療院に行きつく
焦燥が頂点に達していたとき、ようやく身体に合った治療院を見つけることができました。
そこは、鍼灸治療を主にしながらも、カイロプラクティックやマッサージ師等の免許を持った先生がやっている治療院でした。
1時間30分ほどの治療でしたが、体中が緩んでいるのを感じました。
治療直後から眠気が襲ってきて、家に帰るなり、私は蒲団の上に突っ伏していました。
睡眠導入剤に頼らず、久方ぶりに朝まで熟睡することができたのは、本当に久しぶりのことでした。